帰福した翌日は大抵仕事にならず。しかも治療後で体調もいまいちすぐれない。ならば、温泉だということで久々に久山に来てみました。ここには大体バスで来ます。
ここ、開業したての頃はレイクサイド久山といって、質実剛健な余計な飾りのない、隠れ家的なリトリートホテルだったんですよね。食事も薬膳漢方だった。お湯もアルカリ性のぬめりのあるぬる湯でドストライク。あげくにここのマッサージはすごく効きがよく、自分にとっては最高の癒し空間だったんです。これはもう20年くらい前の話。
その後、いい感じの空間だった中庭に突如チャペルが出現し、薬膳漢方がなくなり、ゲームコーナーができ、居酒屋的お食事処ができ… なんだかんだでスーパー銭湯化していきました。来る度ごとになんだか残念感がますため、段々足が遠のいてしまいます。
今回もマッサージのスペースがゲームコーナーに変わっており、休憩室がハンモッグになってました。そもそも、受付で貸し付けていた作務衣セットがオプションになって、お食事処がバイキングオンリーになってました。チャペル的構造物は残ってますが、ここで結婚式を挙げる人はこの雰囲気ではあまりないでしょう。
この写真、休憩室からみえる風景。すごく癒やされるのになあ。世の中がガチャガチャしてたときにシンプルな方向を目指したのに、世の中が断捨離とかシンプル方向に動いて来たのにここはガチャガチャをめざして… とっても残念。
そんな中、温泉とマッサージの質はやはり健在で、それはうれしいところでした。温泉は真珠風呂と割と広めな庭園露天風呂がお気に入り。若干カルキ臭が強くなった気はしますが、アルカリ性のとろっとした若干のぬる湯は癒やされますね。それにマッサージ、やっぱり上手なんです。どのスタッフになっても大体相性よいんですよね。これはどういう事なんだろう。やり方なんですかね。
ここでの体験が最近大事にしているリトリートとしての旅館・ホテル利用の源泉になっているような気がしています。できれば、開業当初のよさを取り戻してほしいなあと願いつつ、ここを後にしました。
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